2日目。
もう不安はない。
また今日もあの場所に行ける。
それがどんなに幸せなことか。
後にも先にも、今が一番それを感じている瞬間になると思う。
今日はSLAVEシートではないアリーナ席。
やはり連番のないSLAVEシートとは違って、開演前はおしゃべりでざわざわしていた。
初日もTwitterを見ているとそれに苦言を呈す声も聞かれた。
とはいえ誰かと一緒に来れば少しは会話もあるだろうし、ある程度は仕方がないだろう。
あまりイライラするもんじゃないぞと仏ぶっていたら、隣のブロックまで響き渡る大声でおしゃべりする人たちがいてさすがにイライラしました。
こういう人たちのことを言っていたのならそれもまた仕方がない。怒っていい。感染症云々を抜きにしても普通にうるさい。
休憩のときは静かになってたから注意されたのかな。
ほかにもLIVE中普通に歌い出すような人もいたという話も耳にしました。
ファンが警察になる必要はないし、日常生活ではマナーに線引きをするのは難しかったりするけれど、こういう催しにはルールやガイドラインが存在する。
明確な線引きがあるのだからそれを守っていない場合にきちんと注意されるというのは、今ライブを開催するにあたってはとても大事なことだと思う。
2日目の席、「横座標が初日と全く同じでそのまま25列くらい後ろにした」席でステージからは遠くはなってるけど景色があまり変わらず。
配信も見ていないので、1日目と2日目でごっちゃになってるところがあるかもしれませんが、初日に書き忘れたことも合わせて書いていきます。
そうそう、このLIVE、セットがめちゃめちゃ簡素でした。
いつものLUNA SEAって映像や光の演出は非常に豪華だけど、セットの飾り付けみたいなものはあんまりしないからもともとシンプルではある。
この公演はシンプル通り越して剥き出しでした。
ステージ裏に観客を入れないのにステージ裏の観客席が丸見えになってる状態って、たぶん見たことない光景。
ステージ、照明、両サイドの大型ビジョン。
本当に必要なものだけ残してあとは全て削ぎ落したようなセットは、観客数が通常の50%以下であることだけでなく、度重なる公演中止や延期に伴う損失等、この13か月のいろんな現実を可視化したようで考えさせられる。
それでもメンバーがそこで演奏をすると、その簡素さはむしろ「またここから始まるんだ」という気概に感じられるあたり、さすが強風で壊れたセットも背景にしてLIVEを決行したバンドなんですよ…
「ステージと楽器さえばパーフェクトでいられる」んですよ…
そう思うと、今回のグッズにメンバーの楽器がデザインされてることにも繋がる気がしますね。
まさにRELOAD。
LIVEは今日もLUCAから始まる。
今日は頭から音は悪くない。
基本的な流れは初日と一緒。
数曲が差し替えられた。
アルバムからAnagramだけやってませんが…
CROSSツアーへの想いが余計に募ってしまいます。
You're knocking at my doorではRYUがマイクを2本使って歌っていた。という記事をあとから見た。
全然気づいていませんでした。何を見ていたんでしょうか?
WOWOW見る楽しみが増えました。
宇宙の詩の落ちサビのミラーボール空間がめちゃめちゃ好き。
毎回胸がギュッとなる。
PHILIAもそうだけど、静寂も大化けしている。
往年のLUNA SEAらしさと新しさが共存する複雑で重厚感のある楽曲は、LIVEという「熱」を加えられて気軽に触れることのできないような高みへと昇り詰める。
Mr.detail作の繊細で緻密に絡み合う音を冷静に奏でながらも後半に向かって熱が炸裂していくドラムがかっこよすぎて震える。
RYUの声は毎回想像を超えてくる。
からだじゅうの血管という血管を何かが走り回って、毛穴という毛穴から何か吹き出してくるような、この細胞のひとつひとつに君のイニシャルが刻まれていくような…
これがLIVE。
これぞLUNA SEA。
昨日も聴いたはずのHold You Downで何故か咽び泣く
Hold You Down、もともとめちゃくちゃ好きな曲で、なんでもないときに聞いても泣きそうではあるんですけどね。
Hold You Downって、最近の光属性LUNA SEAを象徴する楽曲だと思っている。
要約したら「過去いろいろあったけどキミのおかげで今ここにいる!」みたいな曲。
重い扉が開いて眩い光が差し込むような始まり方もそんな感じだし、歌詞の内容も、ファンに対する思いのようにも感じられるし、ファンからの想いに置き換えても成り立つし、メンバー同士と捉えることもできる。
私は終幕中も支えてくれたファンに対する思いに解釈できるなあと思っていました。
昨日は多分胸がいっぱい過ぎて、余計なこと考えられなかったんだけど、今日になって改めて言葉のひとつひとつが刺さりまくって
あれ
涙が…
溢れて…
いるだけ…
からのTHE BEYOND
昨日の悲壮美からの差し替え。
悲壮美も好きだけど、BEYONDも好き。
Hold You Downは「希望」の曲。
それって「絶対」ではない「願望」でもあって、この上ない多幸感に包まれつつも一抹のせつなさみたいなものもないわけではない。
それがTHE BEYONDは
「何があろうとも続いていく」
曲なんですよ。
星々の命が途絶えようとも、時を超えても、消えないものは消えない
永遠に続いていくよ
そういう曲なんですよ。
すべてを包み込むような、壮大な宇宙規模の愛の曲なんすよ…(号泣)
最高の流れで一部完。
2部は今日も月光~LOVELESS。
2日連続でLOVELESSが聴ける世界。
シングルヒットコーナーが大きく変わりましたね。
BELIEVEとPreciousが差し変わったりするかな?と思ったけどなかった。
TIME IS DEADもなかったので、日本三景のひとつであるとも(私に)言われている「メンバーが中央に集結するやつ」を拝むことかなわず。
TONIGHTではINORANが仕掛け、わちゃっとする場面も。
こういう予定調和じゃないことを積極的に仕掛けてくるINORAN、好きだなあ。
SUGIZOは呆れてましたが。
アンコール。
みんなあんなに声出すの我慢してたのにJさんが真っ赤なシャツで出てきた瞬間どよめきが起こったのRELOAD最大の事件では。
RYUはやっぱり喉が辛そうで、最後の方はもはや力で押し切る!みたいなシーンもあった気がするけど、その力があるのがまた凄いんだよな…
そしてあの最後。
真矢の抱えていたものの大きさが、現れたシーンだった。
各ネット記事にも使われたあの写真は、日本三景超えて世界遺産でした。
最後INORANが
「心からI for you」
って言ったの、
早くも昔流行ったギャグを聞いたみたいな味わいがありましたね。
この2日間で得たものは、このLIVEの感想だけじゃない。
LIVEそのものの価値、意味。
さらにはこの時代をどう生きるか、自分がどのスタンスをとるのか。
人生にまで関わる話で、とても語りつくせない。
わかったことは、LUNA SEAはさらに輝きを増しているということ。
何がこれ以上輝けないだよ…あのときの何倍輝いてんだよ…今以上すべてが輝いてんだよ…
だからやっぱりこれを一生追うことはこの宇宙に生きることと同義だ。必然だ。
そしてCROSSツアーの再開を願っていますが、観客100%はあと1年くらい難しいんじゃないかなぁとも思うので、どうなることでしょうか…
5月に有明に行けたら幸せだけど、また年末あたりにさいたまで会えたらいいなぁとは思ってる。
ライト用に配布されたブルーフィルムで写真を撮っているので、SLAVEの写真だいたい青い。